リモートIDがつながらない――現場で突然止まったとき、原因を説明できますか。
「つながらない」は誰の責任ですか。―― リモートID停止で、本当に止まるもの
朝。
高知の山あい。
砂防堰堤の上。
谷は狭い。
湿気が残る。
Bluetoothは不安定になりやすい場所です。
今日は撮影日です。
雨が来る前に終わらせます。
電源を入れます。
飛びません。
リモートIDが、つながらない。
昨日は使えました。
Bluetoothもオンです。
再起動もしました。
それでも、登録エラー。
現場が止まります。
止まるのは、機体ではありません。
工程です。
そして、
「なぜ止まったのか」という説明です。
発注者から聞かれます。
「なぜ今日、飛ばせなかったのですか。」
「接続エラーです。」
それだけで足りますか。
リモートIDがつながらないときに多い停止パターン
・使用するスマホが事前に決まっていない
・担当者変更でアプリ再認証が未確認
・山間部でのBluetooth不安定
・登録機体の切替忘れ
・復旧手順が社内共有されていない
リモートIDは機械です。
しかし、止まる理由は、たいてい決まっています。
準備の曖昧さが、止まります。
実際に確認する3つのポイント
接続できないとき、まず確認するのは次の3点です。
・使用端末は会社として固定されているか
・アプリのログイン状態は維持されているか
・登録機体の紐づけは正しいか
ここが曖昧なまま現場に入ると、
担当者が変わった瞬間に止まります。
止まるのは偶然ではありません。
設計です。
問題は、エラーではありません。
問題は、
明日も同じことが起きることです。
今日つながっても、
別の担当者が直せますか。
5分で復旧できますか。
止まったとき、
会社として説明できますか。
担当者ではなく。
組織として。
問われるのは、
飛ばせるかどうかではありません。
止まった理由を、
言葉にできるかどうかです。
今日、確認してください
今日の飛行前に、
一つだけ確認してください。
そのスマホは、
会社として固定されていますか。
復旧手順は、
担当者の頭の中だけにありませんか。
リモートIDの接続エラーは、珍しいことではありません。
しかし、
説明できない停止は、信用を削ります。
止まるのは、機体ではありません。
信用です。
リモートIDの接続トラブルを、会社として説明できる状態にしていますか
リモートIDがつながらないとき、問題は接続エラーそのものだけではありません。
使用端末、アプリのログイン状態、登録機体の紐づけ、復旧手順が担当者任せになっていると、
現場停止の理由を説明しにくくなります。
自社のドローン運用について、現場で止まりやすい確認漏れがないか軽く確認したい方は、
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